医療業界は、面接によって合否が左右されるのが普通です。一般の会社のようにペーパーテストがあるわけではありませんし、知能テストや適性検査もほとんどする必要はありません。たとえば看護師の採用面接なら、応募者は誰もが看護師資格を持っているわけで、その点については調べる必要がないのです。看護学校を卒業して、国家試験に合格している人しか面接には来ないので、最低限の保証はされています。後は、その人の仕事への姿勢や情熱、人柄で決めていくことになります。
したがって、面接時には志望動機も聞かれることが多いです。きちんとした志望動機があれば、面接官にもいい印象を抱いてもらえることでしょう。医療業界では近年、早期退職や医療ミス、患者へ危害を加える行為などが大きく取り上げられています。資格はあっても人間性がいまいちだという人が一定数存在していて、それが業界全体で問題視されています。
万が一のことがあれば病院の責任問題にもなりますから、可能な限りしっかりした人を選ぼうと病院側も必死なわけです。志望動機ぐらいなら、前もって考えておけますから、細かい部分まで練っておくといいでしょう。面接のイメージトレーニングをして、何を聞かれても正しく答えられるように準備しておきましょう。自分の実際の体験に基づいた動機があれば、より説得力は増します。新卒とは違って転職をするのなら、自分をアピールして売り込むような志望動機が必要です。入職後はどのように活躍していきたいかというような、前向きな志望動機で自分をアピールしてみるといいでしょう。